お知らせ

2021年11月30日

地域包括ケアシステム

◇ 介護と医療の現状 ◇
<介護施設>
●入所者が体調不良
    ↓
●施設スタッフが付き添い、外来を受診
    ↓
●検査後入院決定。
 施設スタッフが通常外来で
 長時間待つことになり拘束時間が長くなる
    ↓
外来受診を控え気味に

<医療機関>
●外来受診を控えた入所者が夜間に急変し
 救急搬送
    ↓
●夜間時間帯に入院手配となり、
 病院スタッフの負担増加


◇ 地域包括ケアシステム ◇
●団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、
 重度な要介護状態となっても
 住み慣れた地域で自分らしい暮らしを
 人生の最後まで続けることができるよう、
 住まい・医療・介護・予防・生活支援が
 
一体的に提供される地域包括ケアシステムの
 構築を実現
していきます。
●今後、認知症高齢者の増加が見込まれることから、
 認知症高齢者の地域での生活を支えるためにも、
 地域包括ケアシステムの構築が重要です。
●人口が横ばいで75歳以上人口が急増する大都市部、
 75歳以上人口の増加は緩やかだが人口は減少する町村部等、
 高齢化の進展状況には大きな地域差が生じています。
 地域包括ケアシステムは、
 保険者である市町村や都道府県が、
 
地域の自主性や主体性に基づき、
 
地域の特性に応じて作り上げていくことが必要です。


◇ 2025年以降のモデル「多治見市民病院モデル」 ◇
特定看護師による介護施設との連携 
●特定看護師が週一回、
 介護施設を巡回し医療相談を行います。
●入院治療が必要な入居者の入院手配を行い、
 日勤帯に入院対応を行います。
 (担当医:臨床研修医・内科医)





現時点では、保険点数加算がないため、
介護医療院(介護保険型)となるのか
介護施設・医療施設連携(医療保険型)となるのか
将来的に重要な課題となります。